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nikki

夏の入り口、B/Wの新曲『稲敷ランデヴー』

, B/W, 稲敷市, Eclipse1 min read

7月に入った。

最近は雨と風が強い日が目立つ。 バケツを引っくり返したような雨、台風が来ているかのような強風。
そんなものを仕事の合間に見ていると、時間の立つ感覚が少し掴めなくなってくるのを感じる。
1秒たりとも静止しない外の景色は仕事の合間の良い息抜きになるが、今の時刻に実感が伴ってこない。
そうか、もう17時か。ん? もう、そんな時間か、なんだかまだ15時ぐらいの気分だよ。もう夕暮れ時だという実感がイマイチ湧かないな。。などと妻と言葉をかわしながら、再びPCと向かい合う。

また、日差しが痛いほどに晴れた快晴も何日かあった。
そんな日も相変わらず自宅に引きこもって仕事をしていたので、身を刺すような日差しを直接浴びたわけではないが、洗濯物を干すとき・取り込むときに、夏の匂いを嗅いだ。
入道雲はまだ見えないし、セミも鳴いていない。たぶんそういうのはこれから来るのだろう。
夏が苦手な自分にとっては、早く10月頃になってほしいものだが、新しい季節が始まる気配というのはいつだって心をすこしだけ弾ませてくれる。

心が弾んだ私は、先日近所のお店で、新しい香りのアロマオイルを購入した。季節が変わるなら、それに合わせてなにか新しいものを取り入れてみようと思ったのだ。
最近あまり物欲がないので、たまには意図的に何を購入してみるというのも悪くない。
寝る前に新しいアロマオイルを垂らしてみると、少しだけいつもと違ったことをした自分、というものに酔いしれることができた。
そういうことをするのも、まあ悪くない。普段と違う香りをゆっくりと吸いながら、もう7月なのかとぼんやり思った。

イバラッパーコラボのB/Wの新曲『稲敷ランデヴー』をリリース

B/Wにてイバラッパー氏とのコラボによる新曲『稲敷ランデヴー』を公開した。

稲敷ランデヴー - 特設サイト

稲敷ランデヴー

特設サイトも作成し、サイトの中を覗いていると稲敷市に少しだけ詳しくなるようなギミックが用意されている。
ちなみに、この上に貼った画像は"稲敷ランデヴー"のアートワーク(ジャケット)なのだが、稲敷市の形に切り抜かれている。背景は田んぼに実る稲だ。稲敷市は稲作も盛んな場所なのだ。

稲敷市は茨城県南部にある、いわゆる"田舎町"である。
畑や田んぼがずっと続いているような、絵に書いた田舎だが、ずっとその土地で暮らしてきた。
都内に比べると娯楽は少ないが、蝉の声を聴きながら鬱蒼と生い茂る林の中の道を散策したり、秋の涼し気な風に吹かれて川辺を散歩したり、そんな他愛もないことをするのが好きだった。
夏の祇園祭や花火大会、冬のしんと静まり返った霧深い朝に、近所を散歩するのも好きだった。
春から初夏にかけては田んぼの風景が一気に変わっていく。枯れていた田んぼに水が引かれ、緑色の稲が植えられていく。
田んぼ沿いを散歩するとトラクターの音がどこからか聞こえてくる。目を細めると、遥か彼方の水田でトラクターがゆっくりと稲を植えていく光景が見て取れる。

もちろん自然だけじゃない。食べ物は美味しいし、とれたての野菜を使ったお菓子なんかもある。
江戸崎かぼちゃ、というかぼちゃが有名なのだが、そのかぼちゃを使ったかぼちゃパイが好物で、今でも実家に帰ると、時折買って買える。土産としても喜ばれるが、自宅用にもいつも買って買える。それだけ美味しい。 自分は、そんな稲敷市の出身なので、この曲を書いた。

秋の風にたなびく稲穂、涼しくなってきた秋の風が通り抜ける田んぼの景色を通奏低音のようにイメージしながらトラックを作った。
そのトラックの上に、それぞれが持つ稲敷市のイメージを注入していき、曲が生まれた。
ポップな曲だ、サイケデリックな雰囲気がある、などなど人によって感想が異なるようだが、そういうふうに皆それぞれの感想を持ってくれたことも、すごく嬉しいことだった。
楽曲の中には実家で(もちろん、稲敷市だ)録ったウグイスの声が入っている。いつの季節だかは忘れたが、実家に帰り、近所を散歩しているときに偶然録れたものだった。

自作のPackage ManegerをTypeScriptで書き換える

勉強がてら以前作っていた自作パッケージマネージャをTypeScriptに書き換えていた。
対したコード量ではないのだが、それでもまだTypeScript初心者の自分にはなかなかハードな時間だった。
平日の夜、風呂上りから寝るまでの間、だいたい2時間ほどの間を、2日ほど費やして書き換えは完了した。

普段JavaScriptばかり書いているので、型をつけるというのはなんだか気分が新鮮だ。
普段とはちょっと違う頭の使い方をしているような気がして、書き換えが完了した時にはどっと疲れが溜まっていた。
その日の夜は深く眠った。偉大な仕事をやり遂げたわけではないのに、満足感が体の中を満たしていた。

型付けの言語つながりで思い出したが、そういえば最初に書いたプログラミング言語はJavaだった。
あの頃はEclipseを毎日使っていた。型を予測したりとか、リッチな機能はついていたが、とても重かったのを覚えている。
重いのは動作も勿論のこと、起動も重かった。ソフトを立ち上げてから5分後ぐらいに初めてコードが書けるような、そんな感じだった。
だから、オフィスに出社するとelipseを立ち上げてから、トイレに立ち、戻ってきてからコーヒーをゆっくりと飲んでから、ようやくコードを書き出す、毎朝そんなルーティンを繰り返していたような気がする。

そういえば、はてなブログの方にeclipseの設定をいじって軽くするためのことを書いたら、そのポストが常時自身の記事でトップの観覧数を誇ることになった。
やはり皆、苦労しているのだろうなとアナリティクスを見るたびに思う。
そういえば以前ミートアップで話した、とあるエンジニアの方は普段Javaを触っているが、今はVSCodeで書いていると言っていた。
私はここ何年もJavaに触れていないが、当時と比べると色々と環境が変わっているのかもしれない。