— 乾燥機, Dragon Ash, XTC, Dropbox paper, Go, Vim — 1 min read
その日は朝からバケツをひっくり返したような雨だった。古くやつれた車のワイパーが頼りなく雨をかき分けていくのをぼんやりと眺めながら、私は妻と娘を乗せて車を走らせていた。
車のオーディオからはDragon Ashの古いアルバムが流れている。Harvest。彼らがゴリゴリのヘビーロック&ヒップポップ路線から、エレクトロニカやドラムンベースを取り入れた作風に変化していった中で作られたアルバムで、私が最も好きなアルバムでもある。
どこか影を感じさせる作風は、雨の日のドライブにもよく合う。
ちょっとした縁で乾燥機を譲ってもらえることになった。
我々はその日、車を走らせて、乾燥機を受け取りに向かっていたのだった。
雨ばかりの日々にうんざりしていた我々にとって、それは重くのしかかった雨雲に差し込む晴れ間の如き、救いをもたらすことになった。
そして、雨降りではあったものの、家族で少しばかり長めのドライブをしたのもすごく久しぶりのことであった。
季節は夏、だけども最近は雨ばかりだ。梅雨が明ける気配はまだない。
窓から見える公園の木々は鮮やかな緑色だが、それを歩いて見に行こうと思える天気になかなかならないのが惜しい。どうやら今年の夏は梅雨明けが遅いらしい。
もう7月も後半に突入していることを考えると、たしかに梅雨明けは遅いなと思った。
。そういえば梅雨明けがいつ? だなんて、普段考えたこともなかったような気がする。
それらはいつもどこからともなくやってきて、いつのまにか過ぎ去っている類のものだった。梅雨明けを願うなんて、いつぶりだろう?
ちなみに先程書いていた、譲り受けた乾燥機はとても良かった。
自宅で洗濯物がふわふわになる経験は、思いの外感動的なものだ。
先日Dropbox paperを使って気になる点があったのでフィードバックを送った。
返信はすぐに返ってきて、それでもうフィードバックした内容自体は解決したのだが、最後の言葉がとても良かった。
1I wish you a fruitful week ahead!2(今週も実り多い一週間になりますように)
ちょうどやり取りしていたのが週の初めだったからだ。
そういう言葉があるのかと勉強になった。
今度自分も使ってみようと思った。
ここ最近プライベートでGoを触っている。
と言っても以前から機会を見ては時折触ってはいたので、わざわざここで書くようなことでもないのだが、やはりなかなかこの言語には慣れないという気持ちがいつもあった。
普段はJavaScriptを使っているのだが、変数やパッケージの扱いをはじめ、なかなか考え方が異なる部分があり、仲良くなりたくても、なかなか仲良くなれない、そんな少々やきもきした気持ちを抱えていた。
思春期に突入したばかりの高校生のような胸の苦しさからはいい加減抜け出したいと思い、今回もう少し辛抱強くGoに向き合うようにしたというわけだ。
とりあえずはコードを書く、そして有名なライブラリのリポジトリをクローンしてコードを読む、ということをなるべく日々行うようにしている。
また、自分は頭の出来がよろしくない自負があるので、とりあえずアプリを完成させる、などの目標を決め、出来の良し悪しは関係なく、最後まで作り切るスタイルでコードを書く。
それしか自分の身に付ける方法はないと悟ったのは三十を過ぎてからだが、とりあえずは余計な迷いも生じなくなったので、楽ではある。
そんなわけでGoに向き合う日々である。
とりあえずTODOアプリと、最低限の機能しかないTwitterクローンを作ってみた。
とりあえずは慣れているWebアプリをと思い、これらを作ったが、CLIツールなどを始め、色々と日々作ってみるつもりだ。
継続して取り組むこと、結局のところ、身につけるにはこれしかないと思っている。
だからこそ、物事の本質を瞬時に見抜くタイプの人間のことはリスペクトしてしまうし、羨ましくもある。
(実際にそういうタイプの友人が何人かいるのだ。私はとても悔しいが、もうこの年になると、そういうものかなと思うしかないという諦めが生まれ、人間って面白いなと思ったりもする)
話は少し変わるが、エディタはVimかVSCodeを気分に合わせて使い分けている。
そして、そろそろ自身のvimrcを一新させようかと思っている。
というのも私が普段メインで利用しているvimrcは秘伝のタレ化しており、 なんかよく分からないけど変な動きするんだよね〜
てきな挙動をすることが時折ある。
勿論それはVimが悪いわけではなく、私のvimrcが悪さをしているだけなのは明確なので、このタイミングでvimrcも一新してみようかと考えている。
断捨離的なものだろうか、気分一新してみようと思っている。
いま我が家で流行っている音楽は XTC
の Black Sea
である。
XTCの必聴アルバム、というぐらいしかこのアルバムに対する知識はないのだが、とりあえずフィジカルなエネルギーな満ち溢れた良質なポップビートアルバムだ。
このアルバムを引っさげてフジロックにやってきたら、フジロッカーは踊り疲れて帰宅できなくなるのではないだろうか、と感じるぐらいには躍動的なビートが溢れ出す。
ビートとポップなメロディーのラインの親和性が驚くほど高く、自然に口ずさんでしまうような温かみもある。私はあまりXTCに詳しくないが、ものすごいバンドだと思う。
この夏、コロナの影響もあり、なかなか出かけしにくい時もあるかもしれないが、そんなときはこのアルバムを聴いて脳内だけでもフェス気分でいようと思う。