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nikki

ぼくのかんがえるさいきょうのにゅーすあぷり、とはどういうものだろうか?

ニュース, Go, Meridian Brothers1 min read

良いニュースアプリとはなんだろう?

昨日辺りからふと思い立って、以前勉強用に作成していた自分専用ニュースアプリの改修を行っていた。
このアプリはWebアプリとなっており、ニュースクライアントとしての機能を果たすWebアプリと、 クライアントに渡すためのニュースを収集・整形するためのバックエンドとしての役割を果たすサービス、というシンプルな構成で動いている。

今回Node.jsで動いていたバックエンド側のサービスをGoで書き直した。
最近Goを勉強しているということもあり、goroutineを使った処理を書いてみたかったというのが理由だ。
ニュースのリソースを取得する部分でgoroutineは活用できそうだったので、早速挑戦してみたら、少し調べただけでうまく処理を書くことが出来たので、これは素晴らしい! 、と今までに誰もが感じているようなありきたりな感想をTwitterで呟きそうになり、すんでのところで思いとどまった。

ついでに少しばかりAPI側の仕様を変更して、ニュースアプリそれ自体の利便性向上も図った。
個人的にはなかなか悪くないものになっていると思うが、微妙な点はまだまだ多い。
それが"まともなもの"だと世間から認識されるぐらいになったら公開しようとボンヤリと考えているがそれがいつになるかは怪しいところだ。

ところでニュースアプリの開発を行っていると、当然ながら開発中に旬なニュースをたくさんに目にすることになる。
これはものすごく生産性を低下させる。コードよりもニュースのほうが気になってしまって、手が動かない。
いったいSmartNewsやGunosyの方々はこの問題をどう克服しながら開発を行っているのだろうか?

ニュースというと、私は私なりにニュースへの向き合い方を考えて生きてきた。

現代はニュースなんてインターネットを経由して、いくらでも見れる時代だ。
実際、我が家にはテレビはないが、それが不便に感じたことは今まで一度もない。
ただし、Webでニュースが見られるとはいえ、それで全てがOKというわけでもない。

現代においてニュースに対する信頼性は著しく低下している。
(ちなみにここで書くニュースとは、ネット上で話題になったこと的な、ニュースなども含まれている)
世界的にフェイクニュースが問題になっているのは言うまでもないが、メディア側のポジションによってニュースそのものに対する見方が歪むことも多い。

またそれと同時に、今という時代は自分に都合が良い意見ばかりに囲まれて生きるのがとても簡単になっている。
いわゆる エコーチェンバー現象 というやつだ。

私は20代の頃、このエコーチェンバー現象に陥っていることに気づき(当時はこの言葉を知らなかったが)、試しに新聞を毎日買っていた時期があった。
朝起きて近所のコンビニに行き、複数の新聞を購入する。必ず複数にすることで、新聞各社のポジションによる見解の差異を埋める。
これは自分で編み出したわけではなく、著名な誰かが日々の習慣としてやっていたことを当時の自分が真似していただけだ。
(たしか、それを本で読んで知ったのだが、既に記憶があやふやになってきている。)

ただ、大半の馬鹿な人間がそうであるように、私は 複数の新聞を毎朝買って読んでいる というとてつもなく意識の高い行為を実施している自分に酔って、 結局新聞の内容は頭に入ってこないまま、毎日小銭を失う生活を送ることになった。
総額どれぐらいのお金をそれにつぎ込んだかは定かではないが、結局得たものは数年後にこうして日記にさらされる、本当にくだらない記憶だけである。
こんなことなら、サーバ代にそれをつぎ込んで、Webアプリでも作ってリリースして、収益化のために駆け回るべきだった。
(これを実践していたときは、たぶんまだプログラマーにはなっていなかったような気もするが、細かいことはどうでもいい)

新聞を買って読む、という行為が自分の身にならないとようやく気づいた私は、自分のアホらしさに呆れ、どうでもいいニュースにほくそ笑む、腐ったぬるま湯のような生活に戻った。
このままではよくなさそうだな、という意識はどこかにありつつも、それを解決する手段がなかった。

時が経ち、未だにニュースについては、どうすればよいのだろうか? と考えることが多い。

私は今、ソフトウェアエンジニア的なことも行っているので、一応少しはそっちの知識もついた。
そのため、テック系の記事を読んでいるときに、記事に技術的な誤りを見かけたり(それは実際に多数の指摘があり、内容はすぐに修正されたが、人々を不安に陥れる類の誤りとなってしまっていた)、
技術系の記事かと思いきや、どうでもいいテクノロジー賛美&人間賛美に終着していく、というような、どうでもいい記事が、 割と有名なメディア上で繰り広げられていて、ニュースの質の悪さが目につくことも少なくない。
(勿論、人間は完璧ではないので、間違えるということも理解はできるが、後者については意識高い言葉で包んだだけの中身のない砂糖菓子みたいで個人的にはもやもやする。意識高い系の自分が好きそうな内容、というのも腹が立つところだ)

というわけで、なるべく偏りのない形で、サクサクとニュースをチェックするにはどうすればよいかと考えている。

  • ニュースを読んだ際の自分の感想は当てにならないので、他人の感想も見れるようにしたい(ただし、それは同時にエコーチェンバー現象の危険性もはらんでいることになる)
  • ニュースに関連したWordについて、なるべく正確な定義も知りたい。
    (ワンクリックでチェックできるようにしたい)
  • また最近の自分は、意識高いふりをすることすら疲れてしまったので、くだらないニュースも読みたい。くだらないニュースについているくだらないコメントも併せて読みたい。
  • とにかくニュースを読みたいだけなので、余計な機能はいらない。サクッとチェックしたい。アプリに滞在する時間を5分〜10分ぐらいにとどめたい。

そんな自分の願望を叶えるために、今、自分は趣味的に気が向いたときにニュースアプリの開発を行っている。
今回の修正でニュース内の画像も表示させるようにしたのだが、おかげで若干動作が重くなってしまった。
Lazyload対応をしなければいけなそうだ。

Meridian Brothersについて

Meridian Brothers - Cumbia Siglo XXI

Meridian Brothersが新作を出していた。
Cumbia Siglo XXIというタイトルで、とても良い。
茹だるような暑さが続いているが、そんな不快な気持ちも愉快なリズムで吹き飛ばしてくれそうな、ノリの良さと実験的な 攻め の姿勢を感じることができる。

今の季節なら、 Meridian Brothers y Grupo Renacimiento - La Policia も良いだろう。

Meridian Brothers y Grupo Renacimiento - La Policia

どんな感じかと聴かれたら、カルディの店内で流れていそうな音楽だ、と答えると分かる人にはすぐに分かってもらえる。
陽気で軽いノリ、理由もなく楽しくなってくる、そんな音楽だ。
コラボ作品ということもあってか、Meridian Brothersの持っている実験的な側面は影を潜め、どちらというと軽いノリに重点が置かれているような空気を感じる。

Meridian Brothersはどちらかというと好みが分かれるタイプの音楽かと思うが、こちらのアルバムはより開かれた作風となっている。 Apple Musicなどから聴けるので、興味ある方はぜひ聴いてみるよろし。