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nikki

アンダルシアの夏とmacのhキーボード

アンダルシアの夏, MacBook Pro1 min read

アンダルシアの夏

朝から簡単なWebアプリを書いていた。
音楽に関するアプリだったので、開発中にいろいろな音楽を耳に入れながらコードを書くことになったのだが、まあこれがなかなか楽しいもので、世の中にはまだまだ自身が知り得なかった音楽がたくさんあるのだ、 という当たり前すぎる事実に心を踊らせながらコードを書いていた。
しばらくの間、未知の音楽を聴きながら上機嫌でコードを書いていたが、やがて錆びついたネジのように集中力が切れ始め、TypeScriptの型チェックが煩わしく思えてきたので、コードを書くのをやめて日記を書こうと思い、今この文章を書いている。

自分にとって未知の音楽ばかりを聴いていたので、一転して今度は耳に馴染んだ音楽を聴いている。
今はジョン・ケールのアンダルシアが流れている。美しい曲だ。
アンダルシアに行ったことはないにも関わらず、その未知の土地の空気を吸ってみたいと思わせるぐらいには美して素敵な曲だ。
こんな曲を書いてしまうジョン・ケールは本当にすごい、と当時作曲家として働いていた自分は何度も思ったものだった。

アンダルシアつながりで書き続けると、 アンダルシアの夏 というアニメがある。

アンダルシアの夏

ずっと気になっていたアニメだったが、結局見たのは去年だか一昨年ぐらいだ。
NetlifyかAmazon Primeで配信されていることに気づき、見た。
あまり大した感想は書けないので色々と省くが、とにかく素晴らしいアニメだった。
何より心を惹かれたのは登場人物たちの関係性だった。
アンダルシア、という全く私にとって馴染みのない土地を描いた話にも関わらず、実に引き込まれるような人間関係の模写が映像の中では繰り広げられていた。
それは自身も過去に味わったことのあるような、歯がゆさ・辛さ・苛立ちのようなものも同時に思い出させた。

...さて、ここまで書いたところで、自分は過去にどのような人間関係の中で人生を歩んできたのだろうか? と考えた。
今思い返そうとしても、そもそも自分がどのような人間関係の中で人生を歩んできたのか、あまり具体的に覚えていないことに気づいた。
早朝から起きてコードを書いていたこともあり、思考能力が落ちていることも考えられる(今眠い)。
昔は今よりも思い出せたような気もするが、もしかしたら、そういうものも少しずつ忘れていくのかもしれない。
いずれにせよ、それで良い、と思う。
過去の人間関係を思い出すという行為は、とても愚かしいことのように感じる。そんなことをしても今が幸せにはならないし、そもそも、そんなことよりもやるべきことが自分にはたくさんあるのだ。

macのhキーボード

数日前にmacの h キーボードの調子が突然悪くなってしまった。
強く押し込まないと押されたことを認識しないようで、おかげで git pus origin master とか pyton とか、しょうもないタイプミスを何度も起こしてしまう羽目になっていた。

これはとてもとてもストレスになる。
ストレスがたまりすぎて、文句の100個や200個をTwitterに書き並べた上で、Appleに怒鳴り込みたい衝動に駆られた。

勿論そんなことは本当にはしない。ただの迷惑なやばいやつだ。
ただ、インターネット上には、なんの解決にもならないのにネットの空虚に向かって愚痴を並べているアカウントが山ほどあるが、「ああこの何%かの人は、もしかしたらこういう気持ちで書いているのかもしれない」、などとどうでもいいことを考えたりした。

さて、話は戻り、現実問題、hキーボードが動かないのは困るので、キーボードを修理に出すか、もしくは新しいMacBook Proを購入するか考えた。
(今利用しているこのMacBook Proは、すでに何度も故障で修理しているので、また修理するぐらいなら購入したほうが良い、ぐらいに考えている。何度も修理に出していると、修理に出す、という行為自体に苛立ちを覚えるようになることに気づいた)

いずれを選んでも今使っているmacOSの環境は初期化することになると思うので、これを機に自身の初期化プロセスをメモアプリに書き残すことにした。
だいたい、下記のような項目についてメモを残していく。

  • 初期化前にやっておくこと
    • アカウントの連携解除
    • サインアウト関連の処理
    • SSDの初期化
  • 初期化後にやること
    • macOSに関する設定
    • 必要なアプリのインストール

バタフライキーボードになってからのmacbookについては言いたいことが山ほどあったが、初期化メモを残していく中で、行き場のない怒りも落ち着いてきた。
そんなこんなで怒りをやり過ごしていたが、翌日hキーボードは何事もなく動作するようになっていた。
NVRAMリセットなどもしてソフトウェアの問題ではないことは執拗に確認していたものの、結局はソフトウェアの問題だったのだろうか?
それともキーボードの内部に何かが入り込んで接触が悪くなっていたりしたのか?
素人頭では原因など到底思いつかない。

いずれにせよ、こんなにも何事もない様子で治られてしまうと、拍子抜けしてしまう。
丁寧に残した初期化メモだけが今回の成果物である。
あとこの初期化メモのテストを行うため、別に必要ではなかったが2012年のMacBook Proを初期化してみた。
無駄に初期化してしまった、2012年マック。あの懐かしいキーボードの感じを久しぶりに味わうのも良いかもしれない、と今考えている。
(ちなみにこちらのMacBook Proは大きな故障は一つもなく、今も元気に動いている)